ビール粕を利用した混合飼料給与による乳用種去勢牛の肥育効果

タイトル ビール粕を利用した混合飼料給与による乳用種去勢牛の肥育効果
担当機関 飼料部
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 乾燥ビール粕割合を前期20%、中期10%とし、可消化養分総量、中性デタージェント総繊(NDF)含量を前期71%、39%、中期78%、27%、後期82%、19%とする混合飼料給与により、乳用種去勢牛の19カ月齢出荷時における肥育成績が向上する。福岡県農業総合試験場・畜産研究所・大家畜部・肉用牛研究室、飼料部・家畜栄養研究室
背景・ねらい 乳用種去勢牛の肥育において、良質肉を低コストで生産するには、地域飼料資源である食品製造副産物の積極的な活用が必要である。ビール粕はNDF含量の高い食品製造副産物であり、その特徴を活かした肥育技術を確立するために、乾燥ビール粕の給与割合および給与時期が乳用種去勢牛の増体および肉質に及ぼす影響を明らかにし、ビール粕を組み込んだ良質肉低コスト生産技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 肥育前期(8月齢~12月齢)および中期(12月齢~16月齢)の混合飼料に乾燥ビール粕を混合しても、肥育全期間(8月齢~19月齢)の増体成績は変わらず、飼料の利用効率にもほとんど差はない(表2)。
  2. 乾燥ビール粕を肥育前期に20%、中期に10%給与すると、19カ月齢出荷時の枝肉重量は410kgと添加しない場合と比較してほとんど差はないが、ロース芯面積が広く、バラが厚くなる。肉質においては脂肪交雑に優れ、肉質格付等級3等級の出現割合が高くなる。その結果、枝肉販売額が高くなるとともに乾燥ビール粕利用により飼料費が低減され、収益性は向上する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 乳用種去勢牛の肥育において、ビール粕を組み込んだ給与体系での肥育栄養管理の参考に利用することができる。
図表1 221115-1.jpg
図表2 221115-2.jpg
図表3 221115-3.jpg
カテゴリ 乾燥 出荷調整 低コスト 肉牛 ばら

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