イチジクの節位別果実の肥大と発育期間中の気温との関係

タイトル イチジクの節位別果実の肥大と発育期間中の気温との関係
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 1999
要約 イチジクの果実は節位によって発育期間中の気温の変化が異なり、下位節では結果期の気温が低く、その後は収穫期まで上昇するのに対して、上位節は結果初期の気温が高く、収穫期に最も低くなる。収穫果の果径、果重は、結果初期の気温との間に負の、また収穫前の気温との間に正の相関関係が認められる。福岡県農業総合試験場・豊前分場・果樹研究室
背景・ねらい イチジクの秋果は節位によって発育期間中の気象条件が異なるため肥大や品質が異なり、特に収穫期後半は果径、果重の減少が市場出荷の際に問題となる。しかし、節位間における気温などの気象要因の相違が果実肥大に及ぼす影響はこれまで明らかになっていない。そこで、節位別果実の発育期間中における気温の相違を明らかにし、果実肥大との関係を解明する。
成果の内容・特徴
  1. イチジク果実の発育期間中における気温は下位節と上位節で対称的な変化を示し、下位節では結果期の気温が低く、その後は収穫期まで上昇するのに対して、上位節では結果初期の気温が高く、収穫期に最も低くなる。中位節は下位節と上位節の中間的な気温変化を示す(図1、図2)。
  2. 収穫果の果径、果重は、結果初期の気温との間に負の、また収穫前の気温との間に正の相関関係が認められる(図3、図4)。
成果の活用面・留意点
  1. イチジクの肥培管理の参考資料として活用する。
図表1 221189-1.jpg
図表2 221189-2.jpg
図表3 221189-3.jpg
図表4 221189-4.jpg
カテゴリ いちじく 出荷調整 肥培管理

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