タンカンの果実外観阻害要因の解明と向上技術の開発

タイトル タンカンの果実外観阻害要因の解明と向上技術の開発
担当機関 沖縄県農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 タンカンの果実外観阻害の主要因は黒点病であり、その対策は枯れ枝除去と薬剤散布の組み合わせ並びに多発期の重点防除が効果的である。また、屋根かけやネットかけ栽培により果実外観が向上する。沖縄県農業試験場・名護支場、鹿児島県果樹試験場
背景・ねらい 南九州、沖縄のタンカンは温暖多雨条件下で栽培されるため、果実外観を阻害する病虫害の発生が多い。そこで、果実外観阻害の要因を解明することにより、効果的な防除対策を検討し、果実外観向上対策技術を実証する。
成果の内容・特徴
  1. タンカンの果実外観阻害の主要因は黒点病で、次いで風傷害、果頂部褐変症、スリップス類、コアオハナムグリ、灰色かび病、ミカンハダニである。(表1、図1)。
  2. 黒点病は、薬剤散布と枯れ枝除去を組み合わせた防除、あるいは薬剤散布を4月から11月の多発期に重点的に行うことによって、被害度が少なくなる(表2、表3)。
  3. 屋根かけ及びネットかけ栽培により黒点病、灰色かび病、コアオハナムグリ、スリップス類の被害が減少し、果実外観が向上する(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. タンカンの果実では、黒点病の被害が特に多いため、これらの対策を重点的に行う。
  2. 風傷果の発生防止のため、防風林の完備と枝梢管理に努める。
図表1 221202-1.jpg
図表2 221202-2.jpg
図表3 221202-3.jpg
図表4 221202-4.jpg
図表5 221202-5.jpg
カテゴリ 病害虫 たんかん 防除 薬剤

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