中山間地のNFT栽培におけるコマツナの作型別適品種

タイトル 中山間地のNFT栽培におけるコマツナの作型別適品種
担当機関 佐賀県農業試験研究センター
研究期間 1996~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 中山間地のNFT栽培によるコマツナの作型別品種としては、春作では「緑富美」、夏作では「緑富美」「よかった菜」「わかな小松菜」、秋作では「緑富美」「よかった菜」、冬作では「緑富美」が適する。佐賀県農業試験研究センター・三瀬分場・山間畑作研究室
背景・ねらい 中山間地におけるコマツナのNFT栽培では、現地には夏秋期を中心とした栽培品種として「グリーンデビュー」が導入されているが、栽培時期によりクロロシスの多発や、生育の遅れがみられる。そこで、施設の効率的利用と品質の向上を図るため、作型別にNFT栽培に適するコマツナの品種選定を行った。
成果の内容・特徴
  1. 春作(3~5月播種)では、葉色が濃く、生育が「グリーンデビュー」より早く、調製作業がしやすい「緑富美」が適する(表1)。
  2. 夏作(6~8月播種)では、クロロシスの発生が無くて葉色が濃く、収量が「グリーンデビュー」と同等の「緑富美」「よかった菜」「わかな小松菜」が適する。
  3. 秋作(9~10月播種)では、生育が「グリーンデビュー」より早く、重量で優れる「緑富美」と、葉色が濃い「よかった菜」が適する。
  4. 冬作(11月~2月播種)では、葉色が濃く、生育も早く、調製しやすい「緑富美」が適する。
  5. 「緑富美」と「よかった菜」は、中山間地のNFT栽培において、周年適応品種として、導入できる。
成果の活用面・留意点
  1. 新品種は、発芽がよいので、播種後に行う押さえを早めに除去する。
  2. 高温期は生育が早いので、収穫が遅れないようにする。
図表1 221211-1.jpg
カテゴリ こまつな 新品種 中山間地域 播種 春作 品種

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