「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)によるクワノメイガの発生予察

タイトル 「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)によるクワノメイガの発生予察
担当機関 鹿児島県蚕業試験場
研究期間 2000~2005
研究担当者
発行年度 2000
要約 「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)を用い性フェロモンを利用したクワノメイガの詳細な発生生態の記録が可能である。鹿児島県蚕業試験場・養蚕研究室
背景・ねらい 種特異性が高く強力な誘因源である性フェロモン利用を利用した害虫の発生予察に手軽に取り組むため鹿児島県と県内企業が共同開発した「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)を用い,クワノメイガでの利用法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. クワノメイガの越冬世代成虫の初誘殺は4月中旬で,誘殺数は日最低気温の高低と関連がみられる(図1)。
  2. ムシダスは内蔵温度センサーの示度とともに最短15分刻みで誘殺数を記録できる。
  3. 2.の機能によりクワノメイガ雄成虫が誘殺される条件を検討すると,誘殺は日没後,気温摂氏15度以上が要件と考えられる(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. クワノメイガの誘因源である合成性フェロモンは,農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所で同定および作成されたが,市販はされていない。
図表1 221402-1.jpg
図表2 221402-2.jpg
カテゴリ カイコ 害虫 性フェロモン

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