夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果

タイトル 夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果
担当機関 熊本県農業研究センター畜産研究所
研究期間 2000~2003
研究担当者 稲田司
猪野敬一郎
森崎征夫
発行年度 2000
要約 搾乳牛に対する夏期の12時間夜間放牧の導入により、牛乳中体細胞数の低下、ならびに、舎内滞在時間帯における排ふん頻度の減少による舎内へのふん尿排泄量の軽減が期待できる。熊本県農業研究センター畜産研究所・大家畜部
背景・ねらい 放牧の利用については、近年、遊休農地の活用や粗飼料自給率の向上のため、肉用繁殖牛で中山間地を中心に普及をしている。しかし、搾乳牛については、北海道等の放牧酪農や中国・四国地方での山地酪農において取り組みが見られるが、西南暖地における取り組みはほとんどない。そのような中で、農地の有効利用に加え、暑熱対策の一手法として夜間放牧を搾乳牛に取り入れた場合の生産性やふん尿処理に対する効果について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 7月17日から8月15日の夏期において、バヒアグラス主体草地1.3haに、泌乳中後期のホルスタイン種搾乳牛10頭を12時間の夜間放牧をすると、乾物、TDNおよびCPの養分要求量を充足させることができる(図1)。
  2. 乳量が25kg以下の牛群では、放牧により乳量の低下がみられない(図2)。
  3. 乳脂率および乳蛋白質率は放牧をしても変化せず、体細胞数が低下する傾向がみられる(表1)。
  4. 12時間夜間放牧では、終日舎内飼養に比べ、舎内にいる時間帯の排ふん頻度が約4ポイント少なくなる(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 夜間放牧により、体細胞数の減少および牛舎内での排ふん尿量の減少によるふん尿処理コストの軽減が期待できる。
  2. 放牧時における舎内給与TMRの養分濃度や飼料組成等について検討が必要である。
図表1 221444-1.jpg
図表2 221444-2.jpg
図表3 221444-3.jpg
図表4 221444-4.jpg
カテゴリ コスト 中山間地域 乳牛 繁殖性改善

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