アンモニア資化菌添加による堆肥発酵促進効果およびアンモニアの発生抑制

タイトル アンモニア資化菌添加による堆肥発酵促進効果およびアンモニアの発生抑制
担当機関 鹿児島県畜産試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 井出寿男(四国化成工業(株))
河野広中
玉田昭夫
生駒エレナ
東眞幸
日比一雄(協和発酵工業(株))
樋口彰
樋渡隆
片山美和
有馬康
鈴々木昭一
発行年度 2000
要約 堆肥の製造過程において発生するアンモニアを低減させるために、アンモニア資化能力の高い微生物を分離し、これを増殖培養した培養液を豚ぷんに添加すると、小型堆肥化装置における試験ではアンモニアの発生抑制効果及び堆肥発酵促進効果が期待できる。鹿児島県畜産試験場・企画経営部
背景・ねらい 堆肥の製造過程において発生する臭気は高濃度であり、その対策が課題となっている。なかでも堆肥化過程で発生量の多いアンモニアを抑制するために、アンモニアを資化する微生物を堆肥や排水処理の余剰汚泥中から分離した(平成7~11年度)。今回、このうちの3株(BN3222,IS48,H642)を供試し、小型堆肥化装置を用いて、5kg規模での豚ふんの堆肥化を行い、アンモニア発生量の抑制効果や堆肥化の促進効果について明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. BN3222+IS48またはH642を添加すると最高発酵温度が摂氏2~5度高く、また、最高温度到達時間も8~10時間早くなる(図1)。
  2. BN3222+IS48を添加すると堆肥化過程で発生するアンモニアを30%程度抑制でき、この窒素は堆肥中に資化される(図2、表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 添加菌株を培養液で保存、輸送となると、現実的でないため、製剤化・固形化等の必要がある。
  2. 実規模での添加効果の検証および製剤化状態等での添加効果を検証する必要がある。
図表1 221453-1.jpg
図表2 221453-2.jpg
図表3 221453-3.jpg
図表4 221453-4.jpg
カテゴリ 経営管理 輸送

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