カキの平棚及び立木栽培樹における各器官の構成割合と果実生産力

タイトル カキの平棚及び立木栽培樹における各器官の構成割合と果実生産力
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 2000~2001
研究担当者 牛島孝策
千々和浩幸
林公彦
発行年度 2000
要約 カキの平棚栽培樹では、立木栽培樹に比べ同化器官の葉に対する非同化器官の枝幹の割合は低く、果実の割合が高い。また、樹冠占有面積1m2当たり収量が多く果実の品質も優れる。
背景・ねらい 樹高が高いカキの慣行の立木栽培樹を樹形改造によって平棚栽培へ移行する方式を開発し、現在普及を図っている。平棚栽培樹(以下、平棚と称す)は立木栽培樹(同、立木)に比べて品質の優れた果実が安定的に生産されることから、平棚栽培樹の生産構造を解明することは、今後の高品質果実の生産性向上に向けた栽培技術の改善方向を示す上で有意義である。そこで、平棚と立木について各器官の構成割合と果実生産力を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 1樹当たりの地上部乾物重の器官別割合は、平棚では立木に比べて2年生以上の枝である枝幹の割合が低く、果実、葉および新梢の割合が高い。中でも果実乾物重の割合が高い(図1)。
  2. 平棚では立木に比べて〔枝幹/葉〕の乾物重比は小さく、〔果実/葉〕の乾物重比が大きい(表1)。
  3. 平棚では立木に比べて樹冠占有面積1m2当たり着果数および収穫量は立木より多くなり、葉果比が小さいにも関わらず果実は重く、糖度は高い(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. カキ平棚栽培の指導資料として活用できる。
  2. 樹高の切り下げや古い側枝の更新を行うなど枝幹の割合を低くし、新梢の割合を高くする技術は立木における収量の安定や大玉果の生産にも応用できる。
図表1 221466-1.jpg
図表2 221466-2.jpg
図表3 221466-3.jpg
カテゴリ かき 栽培技術

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