日本ナシ「新高」の果実ていあ部亀裂と着果番位および果実品質との関係

タイトル 日本ナシ「新高」の果実ていあ部亀裂と着果番位および果実品質との関係
担当機関 大分県農業技術センター
研究期間 2000~2000
研究担当者 広瀬正純
川田重徳
中尾茂夫
発行年度 2000
要約 日本ナシ「新高」の果実ていあ部の亀裂は、着果番位が低く、果実が大きく、果肉硬度が低い果実ほど発生しやすい。有てい果は発生が非常に少ない。大分県農業技術センター・果樹部
背景・ねらい 日本ナシ「新高」は、果実のていあ部に亀裂が発生しやすく、発生果はその程度が大きいほど商品性が低下する。そこで、亀裂発生と着果番位および果実品質との関係を明らかにし、発生防止対策に資する。
成果の内容・特徴
  1. 着果番位との関係では、着果番位が低いほど亀裂果率が高い。亀裂の程度は、一定の傾向が認められない(表1)。
  2. 果実品質との関係では、果重が重く、果径が大きく、果肉硬度が低いほど亀裂果率が高く、亀裂程度も重い(表2、表3、表4)。果実糖度とは一定の傾向が認められない(表5)。
  3. 有てい果は無てい果に比べ亀裂果率が明らかに低く、亀裂の程度も軽い(表6)。
成果の活用面・留意点 毎年、亀裂果が多い園および樹では、摘果時に可能な限り着果番位の高い果実または有てい果を残す。また、果実肥大が遅太りパターンにならないような肥培管理(窒素、加里の遅効き防止)を行う。
図表1 221473-1.jpg
図表2 221473-2.jpg
図表3 221473-3.jpg
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図表6 221473-6.jpg
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カテゴリ 日本なし 肥培管理

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