周年栽培における、夏季太陽熱処理畦の連続利用による雑草発生の抑制

タイトル 周年栽培における、夏季太陽熱処理畦の連続利用による雑草発生の抑制
担当機関 佐賀県上場営農センター
研究期間 2000~2001
研究担当者 中島正明
山本平三
石橋哲也
中山敏文
発行年度 2000
要約 雨よけ栽培で、作畦した後に太陽熱処理をして、毎作作畦を行わず連続利用(畦連続栽培)すれば、1作毎に作畦する栽培(畦更新栽培)に比べ雑草の発生が少ないため、周年栽培で特に問題になる除草作業をおこなう必要がない。また、チンゲンサイの収量は、畦更新栽培と差がない。佐賀県上場営農センター・研究部・畑作経営研究室
背景・ねらい 佐賀県東松浦地区は、年間200万人以上の観光客が訪れ、各地に農産物の産地直売所が増えている。また、有機農産物に対するニーズの高まりの中、産地直売所向けの有機農産物の生産技術体系を確立する必要がある。そのため、有機栽培での軽葉菜類の周年栽培における雑草の耕種的抑制技術の確立を図る。
成果の内容・特徴
  1. 畦連続栽培は、作畦した後に夏季(7月~8月)に改良型太陽熱処理をし、1作目の畦を連続利用するので、2作目以降は作畦しないため省力化が図れる(図1)。
  2. 畦連続栽培は、1,2作目で畦更新栽培同様に雑草の発生がほとんどなく、また、3,4作目でも雑草の発生がほとんどないので、除草作業が不必要である(表1)。
  3. 畦連続栽培でのチンゲンサイの収量は、畦更新栽培と差がない(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 太陽熱処理での雑草抑制の効果を上げるため、栽培終了後は、直ちに太陽熱処理に入り、1作目開始前に、できるだけ太陽熱処理期間を長く確保する。
  2. 畦連続栽培の2作目以降の元肥は、表面施用とする。
図表1 221496-1.jpg
図表2 221496-2.jpg
図表3 221496-3.jpg
カテゴリ 有機栽培 病害虫 有機農産物 経営管理 雑草 省力化 除草 チンゲンサイ

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