イチゴに対する電照用蛍光ランプの電照効果

タイトル イチゴに対する電照用蛍光ランプの電照効果
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1999~2000
研究担当者 古賀進
小野誠
中河原一布
発行年度 2000
要約 イチゴの電照栽培において、蛍光ランプを用いることにより、白熱球を用いる場合よりも少ない消費電力で同等の草勢維持効果を上げることができ、電照コストを低減することができる。熊本県農業研究センター・高原農業研究所
背景・ねらい イチゴ栽培において、収量確保のためには冬期の電照は重要不可欠な技術となっている。電照に用いられるランプは、従来、白熱球が用いられてきたが、近年耐用期間が長く、消費電力が少ない電照用蛍光ランプが開発されている。そこで、電照用蛍光ランプをイチゴの電照栽培に用いた場合の草勢維持効果とコスト低減効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 現地の農家所有ハウス(幅8m連棟ハウス)において、慣行の電照方法(白熱球設置個数8.8個/a、電照時間6時間(1:00~7:00)、夜間最低温度摂氏5度)と比較した場合、蛍光ランプ(T社製EFG15EL-D:15W)を用いると白熱球(60W)を用いた場合に比べ厳寒期にわずかに生育が劣る時期があるが、その差は小さい。(図1、図2)
  2. 同様に蛍光ランプ(T社製EFG23EL-D:23W)を用いた場合、電照期間を通じて白熱球(60W)と生育において差が見られない。(図1、図2)
  3. 蛍光ランプ(15W、23W)を用いた場合、白熱球(60W)の場合よりも春先の葉長・葉幅の回復は早くなる傾向にある。(図2)
  4. 栽培面における水平照度は、白熱球を用いるよりも蛍光ランプを用いた場合が高い。(表1)
  5. 蛍光ランプは導入コストが高いものの、ランニングコストが低いため、3~5年でコスト低減効果が現れる。(図3)
成果の活用面・留意点
  1. 電照期間及び電照時間が長く、通常電力を用いている場合、コスト低減効果が大きい。
  2. 蛍光ランプは低温下での光の立ち上がり特性が不安定なことから、間欠法では使用しない。
図表1 221500-1.jpg
図表2 221500-2.jpg
図表3 221500-3.jpg
図表4 221500-4.jpg
カテゴリ いちご コスト 低コスト

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