トルコギキョウの10月〜11月出し作型における適品種

タイトル トルコギキョウの10月〜11月出し作型における適品種
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 2000~2000
研究担当者 渡辺功
兼武耕一郎
発行年度 2000
要約 熊本県の平坦地において、6月上旬に播種して夜冷育苗を行い、8月上旬に定植して、10月~11月に採花する作型で高品質な切り花が得られる中生~晩生のトルコギキョウ10品種を選定した。熊本県農業研究センター・農産園芸研究所・花き部
背景・ねらい トルコギキョウの10月~11月採花の作型では、草丈とボリュームの確保が課題になっている。そこで、本作型とトルコギキョウの早晩性との適合性を検討するとともに、草丈やボリュームの確保が比較的容易な品種を明らかにし、10月~11月採花の作型の高品質化と生産者の所得向上を図る。
成果の内容・特徴
  1. 10月~11月出し作型には、中生もしくは晩生品種を用いると、草丈や切花重の確保が比較的容易である(表1)。
  2. 熊本県の平坦地におけるトルコギキョウの10月から11月出しに適する品種として、「エクセルマリン」「スバルコーラル77」「あすかの萌黄」「つくしの薫」「つくしの春」「エクセルチェリー」「ニュースモールバイオレット」「マイテレディ」「ニュースモールレディ」「ブルーベルミニ24」を選定した。これらの品種はロゼット化しにくく、70cm以上に伸長し、比較的花蕾数も多い(表2)。
  3. これらの品種を平坦地で栽培する場合、6月上旬に播種して夜冷育苗を行い、8月上旬に定植すると10月~11月に採花できる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. トルコギキョウは定植後の灌水量が不足すると生育が極端に劣るので、灌水用の水を確保できる場所を選定する。
  2. 充分に湿らせた畦に定植し、定植後の灌水を充分に行う。
  3. トルコギキョウは日照を好むので、10月~11月の日照条件が良い地域が適している。
  4. 本作型は台風に遭遇する危険があるため、ガラス温室や耐候性施設で取り組む方が好ましい。
図表1 221513-1.jpg
図表2 221513-2.jpg
図表3 221513-3.jpg
カテゴリ 育苗 栽培技術 トルコギキョウ 播種 品種 ぶどう

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