宿根性スターチス「ブルーファンタジアウエーブ」の施肥法と栽植密度

タイトル 宿根性スターチス「ブルーファンタジアウエーブ」の施肥法と栽植密度
担当機関 大分県温泉熱花き研究指導センター
研究期間 2000~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 宿根性スターチス「ブルーファンタジアウエーブ」にアルミ蒸着フィルムマルチを行い、360日タイプの被覆肥料を窒素成分で3.9g/株/年相当量を局所施肥すると追肥が省略でき、慣行の施肥と同程度の収量及び品質となる。また、条間40cmとしたときは、株間45cmが適当である。
背景・ねらい 宿根性スターチスの新品種「ブルーファンタジアウエーブ」は、主力品種「ブルファンタジア100」に変わる品種として有望である。そこで、省力安定性産を行うために、アルミ蒸着フィルムマルチ条件下での栽培法に適する被覆肥料の施肥量と栽植密度を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. アルミ蒸着フィルムマルチを行い、360日タイプ被覆肥料を定植時植穴、定植後1年目に株元約10cmの深さに局所施肥すると、慣行の基肥と追肥による栽培に比べ、1株当たりの採花本数は、定植1年目は多いものの、2年目はやや劣る(表1)。
  2. 被覆肥料の年1回局所施肥では、窒素成分で3.9g/株/年の施肥量が、採花本数及び切花長、切花重が優れる(表1、表2)。
  3. 条間を40cmとしたとき株間45cmは、株間40cmより1株当り採花本数が多く、株間50cmとほぼ同等の採花本数が得られる。また、単位面積当たりの採花本数は株間45cmが最も多い(表1)。
  4. 株間の違いが切り花品質に与える影響は少ない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 「ブルーファンタジアウエーブ」は土壌水分が多いと徒長しやすいため、灌水は控えめにする。
  2. 本方法は生育に応じた施肥の調整が行えないため、有機物の多投入圃場や地力が高い圃場には適用できない。
図表1 221529-1.jpg
図表2 221529-2.jpg
カテゴリ 肥料 栽培技術 新品種 スターチス 施肥 品種

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