チャ生葉管理装置の送風法の改善

タイトル チャ生葉管理装置の送風法の改善
担当機関 鹿児島県茶業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 伊地知仁
佐藤昭一
折田高晃
入来浩幸
樋口雅彦
発行年度 2000
要約 放射温度計で測定するチャ生葉温度と送風空気の乾・湿球温度で,生葉に与える送風量を呼吸熱の発生程度に応じて制御する生葉管理システムを開発した。これにより,合理的なチャの生葉管理が可能である。鹿児島県茶業試験場・加工研究室
背景・ねらい 現在,生葉管理装置内部の温度管理は,タイマーセットによる一定間隔のオンオフ制御で行われ,送風機の運転状況に応じた変動幅の大きい温度変化となっている。また,生葉形質や初期の温度条件及び周辺環境条件を考慮した制御になっていないため,過度の送風による萎凋や,逆に風量不足による生葉むれが発生している。そこで,呼吸熱の発生量に応じた送風法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 送風空気の湿球温度を制御の下限値とする風量制御システムを開発した(図1)。
  2. 本システムで送風量を制御したコンテナ内部の温度変化は,なめらかな温度変化を示す(図2)。
  3. 製茶品質は従来法に比べ,葉傷み臭が軽減され品質が維持される(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 送風量を変化させるための,制御システムの追加が必要である。
  2. システムの入力は,
    1. 風量の上限値と下限値(%),
    2. 生葉温度は下限値が湿球温度に自動的に設定されるため,上限値の湿球温度+α(αは任意)。
    3. 生葉の萎凋の防止と生葉温度変動を小さくするため,変曲点(A点)の風量移動量を入力する(図1)。
図表1 221544-1.jpg
図表2 221544-2.jpg
図表3 221544-3.jpg
カテゴリ 温度管理 加工 管理システム

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