タイトル |
濃厚飼料制限給餌時の粗飼料摂取割合を利用した肥育用混合飼料 |
担当機関 |
鹿児島畜試 |
研究期間 |
1999~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
黒毛和種去勢牛に濃厚飼料を制限給与し、粗飼料を飽食給与した場合の粗飼料摂取割合から肥育期用の混合飼料配合メニューを設定した。この混合飼料を去勢牛に給与した結果、分離給与と遜色のない枝肉成績が得られた。
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キーワード |
黒毛和種去勢牛、粗飼料、粗飼料摂取割合、肥育用混合飼料
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背景・ねらい |
濃厚飼料と粗飼料を別々に給与する分離給与の飼料給与体系では、制限給餌条件以外では粗濃比を正確に設定することは難しい。また、群飼が一般的となる農家では粗濃比のコントロールはさらに難しい現状にある。そこで、黒毛和種の肥育期間における栄養水準の正確なコントロールを目的として肥育牛への混合飼料給与技術について検討した。
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成果の内容・特徴 |
- 黒毛和種去勢牛を群飼し8ヵ月齢から14ヵ月齢まで肥育用配合飼料を制限給与し(図1)、粗飼料(バミューダグラス乾草)を飽食となるように給与した場合,摂取飼料に対する粗飼料の摂取割合は、8ヵ月齢時の75%から14ヵ月齢まで徐々に減少し、14ヵ月齢以降では10%程度の値になった(図2)。
- 濃厚飼料制限給餌時の粗飼料摂取割合に基づいて、肥育期用の混合飼料配合メニューを設定した(表1)。
- 表1の混合飼料を黒毛和種去勢牛に、8~26ヵ月の全肥育期間飽食となるように給与し26ヵ月齢で出荷した。その結果、枝肉重量457kg、胸最長筋面積59cm2となり分離給与区と遜色のない枝肉成績が得られた(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
肥育期用混合飼料設計における粗濃比設定の参考にできる。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
出荷調整
飼料設計
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