促成作型におけるナス「筑陽」の主枝垂直仕立による軽作業化と増収効果

タイトル 促成作型におけるナス「筑陽」の主枝垂直仕立による軽作業化と増収効果
担当機関 福岡農総試
研究期間 1998~2000
研究担当者
発行年度 2001
要約 ナス「筑陽」の促成作型において主枝3本垂直仕立を採用すると、慣行の主枝4本V字仕立と比べて主枝および側枝の生育が早く、収量・上物率が増加する。また、整枝作業時間が短く、整枝時にしゃがみ姿勢を取る必要がなく作業が楽になる。
キーワード 促成ナス、促成作型、主枝垂直仕立、整枝作業
背景・ねらい 促成ナス栽培における主枝のV字仕立法は、低い位置に多くの果実や茎葉があることから、収穫や整枝等の作業時にしゃがみ姿勢を長時間続ける必要があり、主枝仕立法の改善が望まれている。そこで、主枝の垂直仕立法(図1)について、生育・作業性および収量性をV字仕立と比較することにより、促成作型での適応性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 垂直仕立の主枝摘心日は、第1~第3主枝ともにV字仕立より10日程度早い。また、垂直仕立の年内および1~2月の側枝発生数は、V字仕立より多く、3月以降の通路からの高さが80cm以上の側枝発生数は、垂直仕立が多い(データ略)。
  2. 垂直仕立の開花数は、V字仕立と比べて多く、結果率および正常肥大果率はV字仕立と同等である。垂直仕立の収量は、収穫期間を通じてV字仕立より多い。また、垂直仕立の上物品率は、年内はV字仕立と同等であるが1月以降はV字仕立より高い(表1、一部データ略)。
  3. 垂直仕立の整枝作業時間は、年内および4月以降はV字仕立より少ない。また、垂直仕立の整枝時の作業姿勢は、V字仕立と比べて下半身を曲げるしゃがみ姿勢の頻度が著しく少なくなる(表2)。
成果の活用面・留意点 促成ナスにおいて軽労化および増収のための栽培技術として活用できる。
図表1 221782-1.jpg
図表2 221782-2.jpg
図表3 221782-3.jpg
カテゴリ 軽労化 栽培技術 なす

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