タイトル |
ホオズキの系統選抜による着果率の向上 |
担当機関 |
福岡農総試 |
研究期間 |
2000~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
ホオズキの着果率は同一ほ場内でも株によって異なり、また産地によっても大幅にばらつく。このため、着果率の高い系統を複数年選抜していくことにより、着果率の向上を図ることができる。
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キーワード |
ホオズキ、着果率、選抜
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背景・ねらい |
ホオズキはナス科の多年草で、盆を彩る風物として全国的に安定した需要がある。本県では築城、福岡および八女地域で約6haほどが栽培されている。しかしながら、ホオズキの取引価格は産地によって異なり、これは主に着果率の良否に起因するものと考えられる。そこで、着果率の向上を図るため、系統選抜の効果を明らかにするとともに、県内各産地より着果率の良好な系統を収集、選抜する。
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成果の内容・特徴 |
- 選抜がなされていない圃場の場合、ホオズキの着果率は株により大幅にばらつく(図1)。これらの中から着果率の高い系統を選抜すると、各節位とも1年目および2年目まで高い着果率を維持できる(図2)。
- 県内の産地3地域、13圃場から収集した系統の着果率は、80~40%のばらつきが見られる(図3)。また、系統によっては、着果率の年次変動が見られる(図4)。このため、着果率が高位安定化するまで優良系統の収集と選抜を継続する。
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成果の活用面・留意点 |
着果率の良否の判定節位は6節~20節前後とし、選抜株には収穫前までにマーキングしておく。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
なす
ばら
ほおずき
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