タイトル |
スイカ促成立体栽培の誘引法 |
担当機関 |
熊本農研セ |
研究期間 |
1997~2000 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
スイカ促成立体栽培の誘引法は、「オールバック+垂直ひも誘引」が生育、収量及び品質が優れ、誘引の作業時間が短く、省力的誘引法である。
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キーワード |
スイカ、立体栽培、省力、誘引
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背景・ねらい |
スイカは地這栽培を主体にしているため作業姿勢が悪く、省力と作業姿勢の改善が求められている。また、スイカは雌花着生が不安定になりやすく、このため過剰な労力を要する場合があり、雌花着生と着果の安定はスイカ栽培で省力を図るうえでの大きな課題である。そこで、整枝法及び仕立て法の改善、さらに雌花着生と着果の安定により省力栽培技術を確立するとともに立体栽培で作業姿勢の改善と高品質化を図る。ここでは、スイカ促成立体栽培の省力的作業体系確立のために、誘引法の検討を行う。
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成果の内容・特徴 |
- 作業時間は「オールバック+垂直ひも誘引」が最も短く、省力的な誘引法である(表1)。
- 生育は、「オールバック+垂直ひも誘引」が最も優れる(表2)。
- 商品果収量は、「オールバック+垂直ひも誘引」が最も多い(表2)。
- 「オールバック+垂直ひも誘引」は上物率が高く、空洞果の発生もなく、品質が優れる(表2)。
- 糖度は誘引法では差はない(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 誘引を開始する前に、葉数は畦面に15~20葉確保する。
- 誘引は巻きひげを除去して行い、最低3日に1回は行う。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
栽培技術
作業体系確立
すいか
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