むし製玉緑茶の品質評価に有効な主要化学成分

タイトル むし製玉緑茶の品質評価に有効な主要化学成分
担当機関 佐賀県茶業試験場
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 2001
要約 むし製玉緑茶の品質評価に有効な主要化学成分は、全窒素及びタンニンである。
キーワード むし製玉緑茶、全窒素、タンニン
背景・ねらい むし製玉緑茶品質について、官能評価及び市場での価格評価と主要化学成分の関係を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. むし製玉緑茶の官能審査評点に対し、全窒素及び遊離アミノ酸含有率は正、総繊維及びタンニン含有率は負の有意な相関が認められる(表1、表2)。
  2. 入札価格に対し、全窒素、遊離アミノ酸及びテアニン含有率は正、総繊維及びタンニン含有率は負の有意な相関が認められる(表3、表4)。
  3. 審査評点合計を目的変数、主要化学成分含有率を説明変数とした重回帰分析(変数増減法によりF値を2に設定)では、全窒素及びタンニン含有率が説明変数として有効であり、審査評点合計は次式で推定できる。
    審査評点合計=9.457×全窒素含有率1.678×タンニン含有率+53.162
    (重相関係数:R=0.944、決定係数:R2=0.891)
  4. タンニン以外の成分は全窒素含有率との相関が高く、説明変数としての有効性は低い(表2、表4)。
成果の活用面・留意点
  1. むし製玉緑茶の品質評価の指標として活用できる。
  2. 本成果は「やぶきた」を対象としたものである。
図表1 221835-1.jpg
図表2 221835-2.jpg
図表3 221835-3.jpg
図表4 221835-4.jpg
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