鹿児島県におけるリュウキュウミカンサビダニの発生と薬剤感受性

タイトル 鹿児島県におけるリュウキュウミカンサビダニの発生と薬剤感受性
担当機関 鹿児島果樹試
研究期間 1998~2002
研究担当者
発行年度 2001
要約 リュウキュウミカンサビダニは大島地域、熊毛地域、薩摩半島、大隅半島において発生が認められる。本種はケルセン、ピリダベン等に対する感受性は高く、マンゼブは低い。
キーワード リュウキュウミカンサビダニ、薬剤感受性
背景・ねらい リュウキュウミカンサビダニは、上遠野(1993)により沖縄県及び鹿児島県瀬戸内町での発生が報告されている。しかし、詳細な分布や生態、防除法に関する知見は少なく、各地域の加害種の状況や有効薬剤を明らかにする必要がある。
成果の内容・特徴
  1. 大島地域(与論町、伊仙町、名瀬市、瀬戸内町、龍郷町)、熊毛地域(上屋久町、屋久町、西之表市、中種子町)、薩摩半島(開聞町、枕崎市、市来町)、大隅半島(内之浦町、高山町、根占町)でリュウキュウミカンサビダニの発生が認められる(表1)。
  2. ケルセン、酸化フェンブタスズ、ピリダフェンチオン・フェニソブロモレート、ピリダベン、アミトラズに対する感受性は高いが、マンゼブは低い(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 発生地域は今後広がる可能性がある。
  2. ミカンサビダニには、ケルセン、酸化フェンブタスズ、ピリダベン、アミトラズが有効であり、同時防除できる。
図表1 221863-1.jpg
図表2 221863-2.jpg
カテゴリ 病害虫 防除 薬剤

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