点滴チューブの種類別かん水特性

タイトル 点滴チューブの種類別かん水特性
担当機関 福岡農総試
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 2001
要約 点滴チューブのかん水精度は給水側と末端側の圧力差により大きく影響される。軟質タイプの点滴チューブではその差が極めて少なく、かん水精度が高いが、硬質タイプで水圧調整弁付きの点滴チューブは、末端側が弁作動圧力を確保できないと、吐出量が極端に減少し、かん水精度が低くなる場合がある。
キーワード 点滴チューブ、かん水精度、圧力、水圧調整弁
背景・ねらい 近年、野菜および花き類の施設栽培において、管理作業の省力化および環境負荷低減を目的とした点滴かん水施肥栽培が普及しつつある。しかし、メーカーが提供する市販の点滴かん水施肥栽培システムは高価な場合が多く、生産現場では自家施工が可能で低コストな栽培システムの構築が望まれている。そこで、点滴かん水施肥栽培システムを自家施工する際の、資材選定の基礎データを得るために、点滴チューブの種類別特性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 軟質タイプの点滴チューブは、100mのかん水距離においても高いかん水精度を示す。硬質タイプは、適正使用圧力の範囲内において末端側の吐出量が減少し、特に0.15MPaの低圧力条件下で顕著である(図1)。
  2. 水圧調整弁付きのラム、エデンは、点滴チューブ内が弁作動圧力以上では一定量の吐出量を示すが、弁作動圧力以下ではほとんど吐出しない。また、ダガンは圧力に対する吐出量の変化が他のチューブに比較して大きい(図2、一部データ略)。
  3. 100mのかん水距離における給水側0m地点と末端側100m地点の圧力差は、軟質タイプでは極めて小さく、硬質タイプでは大きい。特にラムでは、100m地点の水圧調整弁が作動する圧力を得るためには、0m地点の圧力を適正使用圧力よりも高くする必要がある(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 高精度で低コストな点滴かん水施肥栽培システムの資材選定資料として活用できる。
  2. 水圧調整弁付きの点滴チューブを使用する際、畝長が75m以下でも1系統当たりの畝数が多くなる場合は、チューブ末端で弁作動圧力が確保できているか確認する。
図表1 221897-1.jpg
図表2 221897-2.jpg
図表3 221897-3.jpg
図表4 221897-4.jpg
カテゴリ 環境負荷低減 施設栽培 省力化 施肥 低コスト

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