アールスメロン新品種「サカエ秋」・「サカエ秋冬」

タイトル アールスメロン新品種「サカエ秋」・「サカエ秋冬」
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1995~1998
研究担当者
発行年度 1999
要約 アールスメロンは両品種とも果重が1.6kg前後で、ネットは果実全体に均一に発生する。果皮色は灰白色で高級感を持ち、食味は2品種とも「市販品種」に対し、同等かあるいはそれ以上である。適応作型は「サカエ秋」が8月上旬播種の11月上~中 旬収穫、「サカエ秋冬」は8月中~下旬播種の11月中~12月上旬(加温)である。
背景・ねらい 本県のアールスメロンの栽培面積は約600ヘクタールで、主要品種の「セイヌ系」は糖度が高く、ネット形成が容易で作りやすい品種であるが、後半の樹勢が低下しやすく、果皮色が灰緑色で高級感にやや欠け、食味においてもアールス純系に比較して劣っている。そのため、純系に近い食味を持ち、外観、肉質ともに優れた県独自品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. サカエ秋の特徴
    1. 草勢は「セイヌ系」より強いが、アールス純系や「雅秋冬」よりはやや弱い。両性花の着生は高温下においても安定し、約90%の着生率である(表1)。
    2. 果皮色は灰白色で、ネットは均一に発生する(表1)。果重は11月中旬収穫で約1.6kgである(図1)。果肉色は黄緑色で、肉質はメルティング質である。糖度は15度以上あり、「セイヌ系」よりも食味は優れる。日持ち性は「セイヌ系」並であり、果皮は黄化しない(表2)。
    3. つる割れ病抵抗性はアールスメロン純系よりも強い。うどんこ病に対しては抵抗性を持たないが、純系より発生は少なく、「セイヌ系」と同等である。
  2. サカエ秋冬の特徴
    1. 草勢及び耐病性は「サカエ秋」と同じである。両性花の着生は90%前後であるが、高温下ではやや不安定となりやすい(表1)。
    2. 果形はほぼ球形で、ネットは均一に発生する(表1)。果重は12月上旬収穫で約1.5kgである(図2)。果肉質は「サカエ秋」と同等であり、糖度は15度以上あり、「セイヌ系」よりも食味は優れる。果皮は黄化しない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 定植前につる割病予防のため、土壌消毒を行う。
  2. 「サカエ秋」、「サカエ秋冬」は低温・多肥条件下で果実が硬化しすぎると、発酵果になる場合がある。
図表1 234964-1.jpg
図表2 234964-2.jpg
図表3 234964-3.jpg
図表4 234964-4.jpg
カテゴリ うどんこ病 栽培技術 新品種 抵抗性 土壌消毒 播種 品種 メロン 良食味

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる