タイトル |
地図情報を用いた機械利用組織運営支援システム |
担当機関 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究期間 |
1998~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
機械利用組織の運営を支援するため、地図情報を用いた年間作業計画の設定や作業シミュレートによる作業可否の判定、作業別コストの試算、作業実施計画の作成を行うシステムを作成した。
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キーワード |
地図情報、機械利用組織、作業別コスト、情報処理
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背景・ねらい |
機械利用組織を効率的に運営するためには、所有機械やオペレータ等の組織の能力に見合った規模と適正な料金設定が必要である。また、効率的な年間作業計画の設定や作業実施計画の策定・管理が必要である。そこで、機械利用組織の運営を支援するため、圃場地図を用いた年間作業計画の設定や作業シミュレートによる作業可否の判定、作業別コストの試算、作業実施計画の作成を支援するシステムを作成する。
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成果の内容・特徴 |
- 機械利用組織運営支援システムは、機械利用組織運営に必要なデータの作成機能と、年間作業計画の作成、実施計画の作成が可能である。
- 機械利用組織運営に必要なデータとして、組織所有機械やオペレータ、品種別の請負作業、作業データや単価データを作成する。
- 年間作業計画の策定では、請負作業圃場の設定を地図上で視覚的に行うことができる。また、作業シミュレータを用いて過去50年間の実測降雨データをもとに作業可否の判定を行うことができ、組織の規模に見合った請負作業の設定が可能となる(図1)。
- 作業別のコスト試算を行うことができ、適正な作業料金設定に効果がある(図2)。
- 実施計画の作成では、作業が終了していない作業を検索し地図上に表示するので、それぞれの圃場にもれなく作業を設定することができる(図3)。設定後は、作業機およびオペレータの使用時間が加算される。
- 作業設定後、完了した作業については、作業記録として保存され、農家別作業料金の集計等に利用することができる。
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成果の活用面・留意点 |
本システムはWindows版に対応したC言語で作成しており、Windows95、98、2000を使用した機種に対応する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
コスト
品種
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