地図情報を用いた転作計画支援システム

タイトル 地図情報を用いた転作計画支援システム
担当機関 佐賀農業セ
研究期間 1998~2001
研究担当者
発行年度 2001
要約 地図情報を用いて、地図上で地域や施設などの条件を考慮した転作計画の策定が可能で、拠出金や転作助成金の集計を行うことができる転作計画支援システムを開発した。
キーワード 地図情報、転作計画、情報処理
背景・ねらい 転作計画を策定する場合、団地化のみでなく担い手への土地利用集積や、技術要件等を考慮し策定する必要がある。また、生産調整目標面積も従来分のほかに緊急拡大分、作況によって変化する需給調整水田の配置など複雑な計画策定となり、転作助成条件も作物等によって複雑に異なっている。そこで、地図情報を用いて、地図上で地域や施設などの条件を考慮した転作計画の策定が可能で、しかも、拠出金や転作助成金の集計を行うことができる転作計画支援システムを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 地図を用い、団地化や水利施設を考慮し転作作物を配置することができる。
  2. 転作作物の地図表示は、転作作物毎に色分けし、圃場地番や耕作者名を付加し出力することができる(図1)。
  3. 転作にかかわる助成金の集計方法には、従来分の転作のほか、緊急拡大に伴う転作、作況によって変化する需給調整水田の配置(需給調整水田および特別調整水田)、地域間の調整にともなう転作があり、これらの4条件に対応したシステムである。
  4. このシステムには、計画的生産実施者や畜産農家との利用提携、技術要件からなる農家情報と、転作作物やとも補償対象圃場、需給調整水田、水田高度利用水田、団地化・担い手への土地利用集積要件(団地化型、土地利用集積型)の圃場情報が必要であり、一覧表による作成や圃場地図を用いて作成することができる。
  5. 転作助成金の集計は、需給調整の発動の有無による集計が可能で、計画生産拠出金、とも補償負担金、経営確立助成(基本助成金、水田高度利用加算金)、とも補償金、緊急拡人助成金、需給調整助成金、地域間調整助成金について、全体集計および転作作物単位の集計を行い出力する(図2)。また、個人別集計の出力も可能である。
成果の活用面・留意点 本システムはWindows版に対応したC言語で作成しており、Windows95、98、2000を使用した機種に対応する。
図表1 221916-1.jpg
図表2 221916-2.jpg
カテゴリ 経営管理 水田 水管理

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる