中晩生モモの果肉褐変症発生軽減技術

タイトル 中晩生モモの果肉褐変症発生軽減技術
担当機関 熊本農研セ果樹研
研究期間 2000~2002
研究担当者 岡田眞治
東 光明
発行年度 2002
要約 中晩生モモの果肉褐変症は、適正着果(樹冠占有面積1m2当たり15~17果)、適期収穫(果肉硬度2.0kg前後)を行うことで軽減できる。また、果実袋との関係では、白色の一重袋が遮光袋よりやや着色は劣るものの、障害発生軽減に効果がある。
キーワード モモ、果肉褐変症、適正着果、適期収穫、果肉硬度、果実袋
背景・ねらい 近年、中晩生モモを中心に成熟期に果肉が褐変化する症状が全国的に多発し、経営上大きな問題となっている。そこで、着果数や収穫時期、並びに果実袋が果肉褐変症(みつ症)の発生に及ぼす影響を明らかにし、発生軽減技術を開発する。
成果の内容・特徴 1.
果肉褐変症が多発する樹では、大きい果実ほど障害程度の重い果実の割合が多くなる(データ略)。
2.
単位面積当たりの着果数と果肉褐変症発生との関係では、着果数が少ないほど重症果率が増加する傾向にある。1m2当たり13~17果の範囲では着果数による果肉硬度や糖度の差は小さい(表1)。
3.
収穫時の果肉硬度が低い(熟度が進む)ほど、障害程度の重い果実の割合が多くなる。特に、果肉硬度1.5kg未満の果実では重症果率が急増する。ただし、2.0kg以上で収穫すると、糖度が十分上がらずに食味がやや劣る(表2)。
4.
果実袋と果肉褐変症発生との関係では、撥水加工の白一重袋が最も発生が少なく、遮光袋はいずれも白一重袋より発生が多い。遮光二重袋の中では、内袋が撥水紙よりパラフィン紙の方が障害が重い。また、果重や着色度(着色の割合)については袋間の差は小さいが、糖度は白一重袋が遮光袋より高い(表3)。ただし、果皮着色の仕上がりは遮光袋が白一重袋より優れる。
成果の活用面・留意点 1.
中晩生モモの商品化率向上に活用できる。
2.
遮光袋を用いる場合は、収穫15日前までに除袋を行う。
図表1 222105-1.gif
図表2 222105-2.gif
図表3 222105-3.gif
カテゴリ 加工 経営管理 もも 良食味

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