発育状況判定のための乳用種および交雑種去勢肥育牛の発育曲線

タイトル 発育状況判定のための乳用種および交雑種去勢肥育牛の発育曲線
担当機関 福岡農総試
研究期間 2002~2002
研究担当者 磯崎良寛
稲田 淳
古賀鉄也
発行年度 2002
要約 乳用種および交雑種去勢牛肥育時において、肥育牛の体重の推移を表す発育曲線を作成した。この曲線による体重推定式を利用することにより、月齢、体重から肥育が順調に進んでいるかの判定が可能となる。
キーワード 乳用種去勢牛、交雑種去勢牛、発育曲線
背景・ねらい 肉用牛経営においては肥育牛の増体成績が収益性に大きく影響を及ぼすが、これまで肥育牛の体重の推移を明確に示す発育曲線は明らかになっておらず、生産現場で肥育牛の体重から肥育が順調に進んでいるかを判断する指標がなかった。そこで、当場における乳用種および交雑種去勢牛の肥育試験データを解析することにより、肥育牛の発育曲線を増体成績(肥育全期間の日増体量階層)毎に作成する。
成果の内容・特徴 1.
6~22ヵ月齢における乳用種去勢肥育牛の体重推移は、11ヵ月齢前後を変曲点とするロジスティック曲線で推定可能である(図1)。肥育全期間における日増体量(DG)階層毎の肥育牛の発育曲線は、下記のとおりである。
2.
6~26ヵ月齢における交雑種去勢肥育牛の体重推移は、9~10ヵ月齢前後を変曲点とするゴンペルツ曲線で推定可能である(図2)。肥育全期間における日増体量(DG)階層毎の肥育牛の発育曲線は、下記のとおりである。

成果の活用面・留意点 1.
肥育牛生産現場において、体重から肥育が順調に進んでいるかを判断する指標として利用できる。
2.
ロジスティック曲線の特性上、増体成績が劣る肥育牛の肥育開始直後における体重は高く見積もられる傾向にあるため、参考値として利用願いたい。
図表1 222129-1.gif
図表2 222129-2.gif
図表3 222129-3.gif
図表4 222129-4.gif
カテゴリ 経営管理 肉牛

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