| タイトル | 家畜尿汚水処理施設のハウス設置による冬季保温効果 |
|---|---|
| 担当機関 | 佐賀県畜産試験場 |
| 研究期間 | 2001~2003 |
| 研究担当者 |
坂井隆宏 脇屋裕一郎 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 冬季において、曝気槽にビニ-ルハウスを設置すると、曝気槽の保温が可能となり、汚泥活性が十分であれば、ハウス内部においても悪臭はほとんど発生しない。また、処理水濃度は、設置しない場合と比較して顕著に減少する。 |
| キーワード | 保温効果、ビニ-ルハウス、曝気槽、臭気 |
| 背景・ねらい | 佐賀畜試では、活性汚泥法より、環境条件の変動に強く、維持管理が比較的容易な生物膜法での処理技術を確立している。しかし、生物膜法においても、水温が低下する冬期においては、処理水の全物質成分濃度が上昇する。 そこで、汚水処理で課題となっている冬期での水温低下による処理能力低下を防止するため、ハウスを設置せず、半地下方式でのみ処理した期間(平成12年度実施:以下試験1)と半地下方式に加え曝気槽全体をビニ-ルハウスを設置して処理した期間(平成13年度実施:以下試験2)との比較を行いその効果を追求した。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 試験槽は、曝気槽全体をビニ-ルハウスを設置し、被覆させた(縦×横×高さ:6,550×9,675×3,750mm)(図1)。 2. ハウスを設置することにより、気温の最低値-3.8℃においても11.9℃まで維持することができる。ハウス内温度においても、冬季の期間中13.3℃と高い値で推移し、外気温の平均値に対して、7℃程度高く推移する(表1)。 3. ハウス内部における臭気は若干確認されるものの、適切な汚水投入濃度および微生物の活性が十分であれば、内部においても悪臭はほとんど発生しない(表2)。 4. 処理水においても設置しない場合と比較してBOD、COD、SSは顕著に減少し、ハウス設置による保温効果により処理水濃度が低下する(表3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 連続式曝気槽に適応可能である。 2. 本試験においては曝気槽における投入BOD容積負荷は平均0.6kg/m3・dayで行ったが、現場段階では安全性を考慮して0.5kg/m3・day以下で行った方がよい。 3. ハウスの設置費用は、肥育豚1000頭相当の施設において、約15万円程度である。 4. ビニールは水温が低下する11月までに設置すると効果が得られる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 豚 |
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