| タイトル |
早生、良食味の水稲新品種候補系統「大分11号」 |
| 担当機関 |
久住試験地 |
| 研究期間 |
1998~2003 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2003 |
| 要約 |
水稲新品種「大分11号」は出穂期が「こいごころ」より1~2日遅い早生である。食味は「ヒノヒカリ」並の良食味である。葉いもち病圃場抵抗性は“中”程度であるが、穂いもち病抵抗性は“強”である。稈質が強く耐倒伏性は“やや強”である。
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| 背景・ねらい |
大分県では「ヒノヒカリ」の作付け面積比率が80%と一品種に集中している。また、標高500mの栽培不適地まで「ヒノヒカリ」が作付けされており、県内の標高300m以上に適する早生品種の育成が強く要望されてきた。そこで、早生、良食味で栽培特性に優れた品種を育成した。
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| 成果の内容・特徴 |
1990年に「葵の風」を母、「ヒノヒカリ」を父として交配した組み合わせから育成した。特性は以下のとおりである。
- 出穂期は「こいごころ」より1~2日遅く、「ヒノヒカリ」より3~4日早い。
- 成熟期は平坦地で「こいごころ」より3日遅く「ヒノヒカリ」より7日早い。山間地では「こいごころ」より5日遅く「ヒノヒカリ」より6日早い。
- 稈長は「こいごころ」より長く、「ヒノヒカリ」よりやや短い。
- 穂長は「こいごころ」より短いが、「ヒノヒカリ」より長い。
- 穂数は「こいごころ」、「ヒノヒカリ」よりやや少ない偏穂重型である。
- 耐倒伏性は稈質が強いため「こいごころ」「ヒノヒカリ」より強い。
- 玄米収量は「こいごころ」と同程度の多収である。千粒重は「ヒノヒカリ」と同程度で形状も類似している。
- 玄米の検査等級は「こいごころ」よりやや劣り、「ヒノヒカリ」と同程度である。
- いもち病の圃場抵抗性は葉いもちには「中」で穂いもちには「強」でいずれも「ヒノヒカリ」より強い。穂発芽性は「難」である。
- 食味は「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」と同等の良食味である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 標高600m以下を主体に作付けを行う。
- 1穂籾数が多いので多肥栽培は避け収穫時期の判定に留意する。
- 穂発芽性が難のため浸種を十分に行い、催芽状況を確認して播種する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
いもち病
新品種
水稲
抵抗性
播種
品種
良食味
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