タイトル |
パプリカの夏秋栽培における適品種、播種適期および労働時間 |
担当機関 |
大分農技セ |
研究期間 |
2001~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2003 |
要約 |
パプリカの夏秋栽培において、大果赤色系では「スペシャル」、大果黄色系では「フィエスタ」、中果赤色系では「1364」が有望である。作型は1月下旬播種が良く、労働時間は2200時間/10a程度である。
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キーワード |
パプリカ、品種、作型
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背景・ねらい |
パプリカは近年需要が増大しているが、流通量の90%が輸入物であり、国内での栽培技術が確立されていない。そこで、夏秋栽培に適する品種、播種適期および労働時間を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- パプリカの品種別収量は、大果系赤色果では「スペシャル」、大果系黄色果では「フィエスタ」、中果系赤色果では「1364」が多い(図1)。
- 収量が多い品種は株当たりの着果数が多く、平均1果重が小さい傾向である(表1)。
- 果実品質は、A品率が55~73%で品種間に差があり、特にC品のひび果や尻腐れ果等差が大きい(表1)。
- 中間地域における夏秋作型では、無加温ハウスで最も早く定植可能となる1月下旬播種が良く、播種時期が下がると収量は低下する(図2)。
- 主枝2本仕立てで、10a当たり主枝本数6600本の場合の労働時間は約2200時間/10aで、月別では50~250時間程度になる(図3)。作業別労働時間では整枝誘引作業が最も多く、全労働時間の4割近くを占める。
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成果の活用面・留意点 |
- 雨よけハウスでの夏秋栽培で活用できる。
- 他品目との複合経営の場合には、生育初期に整枝誘引作業が集中するため、作業が遅しないように注意する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
経営管理
栽培技術
播種
ピーマン
品種
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