| タイトル |
茶園における被覆尿素肥料を利用した減肥と多雨期のうね間マルチ敷設による窒素溶脱量低減効果 |
| 担当機関 |
熊本農研セ |
| 研究期間 |
2000~2003 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2003 |
| 要約 |
被覆尿素肥料を利用して年間窒素施肥量を削減し、多雨期はうね間にマルチ敷設することで、生葉収量及び製茶品質を維持しながら窒素溶脱量を大幅に低減できる。
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| キーワード |
チャ、減肥、被覆尿素、マルチ、窒素溶脱量
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| 背景・ねらい |
茶園からの窒素負荷低減を図るためには、生葉収量や製茶品質を維持しつつ窒素投入量を削減できる技術確立が必要である。そこで、被覆尿素肥料を利用した減肥とうね間へのマルチ敷設を組み合わせた場合の生葉収量、製茶品質への影響及び窒素溶脱低減効果について検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 被覆尿素を利用して年間窒素施肥量を60kg/10aから45kg/10aに減肥すると、年間窒素溶脱量は44%削減できる。さらに多雨期の6~7月にうね間にマルチを敷設すると窒素溶脱量は57%低減する(表1)。
- 生葉収量は被覆尿素肥料利用年間窒素45kg/10a施肥とマルチ敷設により慣行肥料利用年間窒素60kg/10a施肥より増収する。また、被覆尿素利用年間窒素30kg/10a施肥ではうね間にマルチを敷設しない場合、二番茶で慣行肥料利用年間窒素60kg/10a施肥より7%減収するが、マルチを敷設すると10%増収する(図1、図2)。この増収効果は一番茶より二番茶で高い。
- 茶葉のNF値(葉中全窒素/中性デタージェント繊維)は、マルチを敷設すると被覆尿素利用年間窒素30kg/10a施肥でも慣行肥料利用年間窒素60kg/10a施肥とほぼ同等である(図3、図4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 被覆尿素は芽出し肥期に夏肥としてリニア70日+100日タイプ(2:1)を施用し、秋肥にリニア70日タイプを施用した。
- うね間マルチは易分解性黒マルチ(ポリ乳酸)を5月末から8月上旬までうね間に60cm幅で敷設し再利用割箸で固定した。敷設後は土壌中に耕耘または茶株元に移動した。
- 乗用型管理機を使用する茶園ではクローラがマルチを巻き込む恐れがあるので注意する。
- 本試験は、毎年二番茶摘採後に7cm程度の浅刈り処理行っている茶園の結果である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| カテゴリ |
肥料
施肥
茶
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