タイトル |
育苗期の雨よけ条件下でのジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤を基幹としたイチゴ炭疽病(Glomerella cingulata)の体系防除 |
担当機関 |
佐賀農業セ |
研究期間 |
1999~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2003 |
要約 |
ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤は、イチゴ炭疽(Glomerella cingulata)病に対し防除効果が高い。育苗期の雨よけと本剤を基幹とした体系防除を併用することによって、本病に対し高い発病抑制効果を示す。
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キーワード |
ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤、防除体系、イチゴ炭疽病菌、Glomerella cingulata
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背景・ねらい |
イチゴ炭疽病のより効果的な防除技術を確立するため、育苗期の雨よけ条件下において、本病に高い効果を示すジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤を基幹とした体系防除について検討した。
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成果の内容・特徴 |
- ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤は、佐賀県内で採取したイチゴ炭疽病菌(G.cingulata)231菌株の全てに対し、常用濃度(1,000倍)で高い菌糸生育阻害効果がある(表1)。
- イチゴ苗において、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤は、炭疽病に対し、他の薬剤に比べ高い防除効果を示す(図1)。
- 育苗期の雨よけと本剤を基幹とした体系防除の併用は、育苗期及び本圃での炭疽病の発生を低く抑え、高い発病抑制効果を示す(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- イチゴ炭疽病の防除は育苗期のビニルによる雨よけと薬剤の体系防除を併用して行う。
- 頭上潅水やスプリンクラーによる潅水は本病の発生を助長するので、潅水は水滴が小さいチューブ潅水等により行う。
- 耐性菌の発生を防ぐため、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤の連用は避ける。
- ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤はColletotrichum acutatumによる炭疽病に対しては効果がない。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
育苗
いちご
耐性菌
炭疽病
防除
薬剤
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