硬質小麦「ミナミノカオリ」のパン適性が向上する実肥窒素量

タイトル 硬質小麦「ミナミノカオリ」のパン適性が向上する実肥窒素量
担当機関 福岡農総試豊前分場
研究期間 2001~2003
研究担当者
発行年度 2004
要約 パン用小麦「ミナミノカオリ」の栽培において、出穂後約10日の実肥を窒素成分量で10a当たり4kg施用することで、子実および60%粉のタンパク質含有率が増加し、パン比容積および食味評価などのパン適性が向上する。
キーワード 食味評価、タンパク質含有率、パン適性、パン比容積、実肥、ミナミノカオリ
背景・ねらい 硬質小麦「ミナミノカオリ」は西南暖地で栽培できるパン用小麦品種として普及が期待されるが、外国産パン用小麦と比較するとタンパク質含有率が低く、パン適性がやや劣るため作付推進上の課題となっている。そこで、「ミナミノカオリ」の速やかな普及を図るために、実肥窒素量と生育、収量、製粉性およびパン比容積や食味評価などのパン適性との関係を検討し、パン適性が向上する実肥窒素量を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 出穂後約10日目に施用する実肥窒素量が0~4kg/10aでは、窒素量を多くするほど子実のタンパク質含有率は高くなり、窒素成分で4kg/10a施用すると13%程度まで高まる。成熟期は実肥窒素量を多くするほど遅くなり、実肥窒素量を4kg/10a施用すると3日遅れる。また、実肥窒素量を多くするほど、千粒重は重く、収量は多くなる傾向がある(表1)。
  2. 実肥窒素量が0~4kg/10aでは、子実や60%粉の灰分、製粉歩留、ミリングスコアに差はみられない。実肥窒素量を4kg/10a施用するとセディメンテーション値やバロリメーターバリューが高く、エキステンソグラムの面積やパン比容積が大きく、食味評価も優れる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 「ミナミノカオリ」は赤かび病や穂発芽に対して抵抗性が弱いので、赤かび病の防除や適期収穫に努める。
  2. 実肥を施用すると成熟期後でも茎が黄化しにくいので、粒水分の低下に留意して収穫する。
  3. 福岡県麦栽培技術指針に記載する。
図表1 222646-1.jpg
図表2 222646-2.jpg
カテゴリ 病害虫 小麦 栽培技術 抵抗性 品種 防除 良食味

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