タイトル |
カンショ葉身部にはルテインが豊富に含まれる |
担当機関 |
サツマイモ育種研究室 |
研究期間 |
2004~2006 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
カンショの葉身部には眼病予防成分であるルテインが多量に含まれる。収穫時期により含量は変動し、春から夏季にかけてしだいに減少する。ルテイン含量の高いカンショ葉身部は、β-カロテンも多い。
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キーワード |
サツマイモ、カンショ、葉、ルテイン、眼病予防
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背景・ねらい |
カンショ茎葉部には機能性成分であるポリフェノールが含まれており、その機能性に着目した加工品も商品化されはじめている。一方、カロテンや各種ビタミン類も豊富に含まれており、葉身や葉柄は野菜として利用される。本研究では、眼病予防に有効と言われるルテインに着目し、その含量、収穫時期による変動等を調査する。
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成果の内容・特徴 |
- カンショ茎葉部におけるルテイン含量は、葉身部で最も高く、葉柄および茎部では低い。葉身部のルテイン含量は、これまでルテイン含量が高いことで知られているホウレンソウより高く、ケール並みである。(表1)。
- 葉身部におけるルテイン含量は、供試した12系統(品種)の中で、「すいおう」が相対的に高い(図1)。
- 葉身部のルテイン含量は4月末から8月上旬までしだいに減少し、その後10月末まではほぼ変化しない(図2)
- ルテイン含量の高いカンショ葉身部はβ-カロテンも多い(図3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 加齢黄班変性症の予防には6mg/日のルテイン摂取が推奨されており(Seddon, J.M. et al 1994.The Journal of the American Medical Association 272:1413-1420.)、生のカンショ葉身で約30gに相当する。
- ルテイン含量の時期別の変動は繰返し収穫による成績である。
- 廃棄されているカンショ茎葉を成分抽出用の素材として利用できる。
- 部位や時期により含量が異なるので、利用部位や収穫時期に留意する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
加工
かんしょ
機能性
機能性成分
ケール
品種
ほうれんそう
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