タイトル |
ハウス栽培ビワ「福原早生」の2本主枝波状棚仕立に適する主枝角度 |
担当機関 |
鹿児島果樹試 |
研究期間 |
2001~2004 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
ハウス栽培ビワ「福原早生」では、主枝角度30度の2本主枝波状棚仕立てで栽培することにより、10a当たり収量は植え付け5年目で約1,700kgとなり、主枝角度45度及び60度よりも多収になる。
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キーワード |
ビワ、福原早生、2本主枝波状棚仕立、主枝角度
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背景・ねらい |
ビワ「長崎早生」では2本主枝波状棚仕立てにより収量が増加し、労働時間短縮、軽労化が可能なことを明らかにした。大玉の品種「福原早生」の2本主枝波状棚仕立てにおける早期多収のための主枝の角度をハウス栽培下で検討する。
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成果の内容・特徴 |
- ハウス栽培ビワ「福原早生」では、2本主枝波状棚仕立の主枝角度30度が良い。10a当たり収量は植え付け4年目が約1,200kg、5年目が約1,700kgとなる(表1)。
- 1棚3樹植栽して、3年目には全ての処理区で樹冠がほぼ棚全面に達する。4年目以降には、樹冠占有面積は100%以上となる。
- 主枝角度45度は2~3年目の10a当たり収量が多いが、4年目以降は主枝角度30度より少ない(表1)
- 植え付け5年目の70g以上の大果の割合は主枝角度30度が36.4%、45度が24.3%、60度が38.5%である。(表2)。
- 果実品質は,糖度約13度、リンゴ酸0.25~0.28%で主枝角度による差はない(データ省略)。
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成果の活用面・留意点 |
- ハウス栽培ビワの早期多収作型に活用できる。
- 棚への枝の誘引は、徒長枝の発生を抑えるため随時実施する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
軽労化
びわ
品種
りんご
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