ハウス栽培ビワ「長崎早生」の結果母枝の切り返し時期と土壌乾燥による花芽分化促進

タイトル ハウス栽培ビワ「長崎早生」の結果母枝の切り返し時期と土壌乾燥による花芽分化促進
担当機関 鹿児島果樹試
研究期間 2001~2004
研究担当者
発行年度 2004
要約 ハウス栽培ビワ「長崎早生」では、9月の切り返しにより発生した枝や10月に発生した副梢を結果枝とし、4~6月にpF2.7~2.9の土壌乾燥することにより花芽分化が促進される。
背景・ねらい 鹿児島県のハウスビワは2~4月に出荷されているが、近年2~3月の出荷割合が減少している。開花日の早い果実ほど収穫までに必要な日数が確保されるため果実重が大きくなることが知られている。そこで、開花日を前進させて出荷時期を早めるために、花芽分化を促進させる手法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. ビワ「長崎早生」では、9月に切り返し発生した枝及び10月に発生した副梢は12月に切り返し発生した枝より発蕾時期が早くなる。(表1、表2)
  2. 土壌をpF2.7~2.9に乾燥すると花芽分化が促進され、乾燥時期は4~6月で早くなる(表3、表4、表5)。
成果の活用面・留意点
  1. ハウス栽培ビワの早期出荷作型に活用できる。
  2. 枝の切り返しは、枝の先端または花房の下から2節目の直上で行う。
  3. 9月に切り返す枝は全体の3割程度とし、併せて10月に発生する副梢も結果枝として使用できる。
  4. 土壌の種類で乾燥の早晩が異なるので、乾燥開始時期を考慮する。
  5. 花芽分化後、高温による発蕾の抑制を解除するため細霧冷房を行う。
図表1 222748-1.jpg
図表2 222748-2.jpg
図表3 222748-3.jpg
図表4 222748-4.jpg
図表5 222748-5.jpg
カテゴリ 乾燥 出荷調整 びわ

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