タイトル |
細霧冷房及び遮光によるパッションフルーツの秋実生産技術 |
担当機関 |
鹿児島果樹試 |
研究期間 |
2003~2005 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
8月上旬からの細霧冷房と遮光で、パッションフルーツの樹体温度が下がり、8月下旬には開花し、10~11月に秋実の収穫が可能となる。
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キーワード |
パッションフルーツ、秋実、細霧冷房、遮光
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背景・ねらい |
パッションフルーツの果実を秋季に収穫するためには、夏季に開花させる必要がある。しかし、温度が摂氏30度以上では蕾が発育せず開花しない。そこで、細霧冷房と遮光で樹体温を下げ、夏季の高温時に開花させ、10~11月の秋季に収穫可能な生産技術を確立する。
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成果の内容・特徴 |
- 細霧冷房と70%遮光することにより、ハウス内温度は無処理区に比べ平均で約摂氏2度、最高温度で約摂氏5度下がり、葉温は平均で約摂氏4度、最高は約摂氏17度下がる(表1、表2)。
- 8月10日からの細霧冷房と70%遮光することにより、無処理に比べ23日早い8月下旬に開花し、10月下旬には収穫が可能となる(表3、表4)。
- 秋季に収穫した果実の特徴は、果形指数99で果形は丸く、着色は良い。また、クエン酸含量もやや低い(表4)。
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成果の活用面・留意点 |
- パッションフルーツの10~11月の秋実収穫の作型に活用できる。
- 細霧冷房は樹体全体に届くように細霧ノズルを設置する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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カテゴリ |
パッションフルーツ
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