タイトル |
赤色高輝度発光ダイオードを用いた電照栽培によるパッションフルーツの開花促進 |
担当機関 |
鹿児島果樹試 |
研究期間 |
2003~2005 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
高輝度発光ダイオードによる青色光、黄色光、赤色光、近赤外光、赤+青色光の電照及び白熱電球の電照の中で、特に赤色光がパッションフルーツの開花を促進する。
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キーワード |
発光ダイオード、LED、パッションフルーツ、開花、電照栽培
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背景・ねらい |
パッションフルーツの電照栽培では白熱電球を使用するが、近年、電気消費量が極めて少なく、寿命が半永久的な高輝度発光ダイオード(以下LED)が開発され、電照栽培への利用が期待されている。そこで、LEDの電照がパッションフルーツの開花期に及ぼす影響を明らかにし、実用化技術を確立する。
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成果の内容・特徴 |
- 2月13日から23時~4時までの5時間、電照栽培を行うとでパッションフルーツの開花が早まる。特に赤色光の電照で、開花は無処理より8日、白熱電球より5日早まり、開花開始節位は低く総花数も多い(表1、表2)。
- LEDの種類では、開花は赤色光が4月21日で最も早く、総花数も7.3個と多い(表3)。
- 光源下1mの照度は白熱電球が約130lxと高く、赤色光は約42lxである。光量子量は赤色光が4.8μmol/m2sと多く、白熱電球は3.43μmol/m2sである。各LEDの電力は白熱電球に比べ小さい(表4)。
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成果の活用面・留意点 |
- パッションフルーツの電照栽培で活用できる。
- LEDの光線は照射角度が狭いので、樹体全体に照射光が当たるように設置する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
パッションフルーツ
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