タイトル |
カーネーション「ライトピンクバーバラ」の2年切り栽培に適した栽植密度 |
担当機関 |
長崎総農林試 |
研究期間 |
2001~2004 |
研究担当者 |
|
発行年度 |
2004 |
要約 |
「ライトピンクバーバラ」の2年切り栽培における2カ年間の採花本数は慣行の15.0株/m2より12.5株/m2がわずかに上回り、12.5株/m2での2年切り栽培は、慣行の裁植密度・単年度栽培の41.6%の種苗費になる。
|
キーワード |
カーネーション、2年切り、栽植密度
|
背景・ねらい |
カーネーションの低コスト省力化につながる2年切り栽培の技術確立を図るため、主要品種「ライトピンクバーバラ」を用いて、最適な栽植密度について検討する。
|
成果の内容・特徴 |
- 1年目の採花本数は栽植密度と比例し、2年目の採花本数は栽植密度15.0~9.4株/m2の範囲で140本/m2を上回る。2カ年間の採花本数は慣行の15.0株/m2より12.5株/m2がわずかに上回る(表1)。
- 裁植密度12.5株/m2の2年切り栽培は、慣行の栽植密度・単年度栽培の41.6%の種苗費になる。
- 2年目であっても栽植密度15.0~9.4株/m2の範囲では、栽植密度が切り花重、切り花長、花数、下垂度に及ぼす影響は小さい(表2)。
- 2年目の採花本数は5月に集中する(図1)。
|
成果の活用面・留意点 |
- 2年目は切り戻し時既に萌芽していた芽を残して採花すると、早期開花し品質が低下するため、切り戻しと同時に取り除く
- 2年目は、温度管理により開花ピークを5月前半に合わせることで経営的に有利になる。
- 切戻し時期は、6月上中旬に行う。また、萌芽した芽を9月以降に8本に仕立て、20日おきに順次ハーフピンチを2本行う。
|
図表1 |
 |
図表2 |
 |
図表3 |
 |
カテゴリ |
温度管理
カーネーション
経営管理
低コスト省力化
ばら
品種
|