罹病樹周辺におけるカンキツグリーニング病の拡大推移

タイトル 罹病樹周辺におけるカンキツグリーニング病の拡大推移
担当機関 鹿児島果樹試
研究期間 2003~2005
研究担当者
発行年度 2004
要約 カンキツグリーニング病は、罹病樹周辺の樹へ拡大する可能性が高い。
キーワード カンキツ、グリーニング病、罹病樹
背景・ねらい カンキツグリーニング病は、平成14年4月に本県では与論町で初めて発生が確認された。その後、奄美諸島の奄美大島を除く3島へ被害が拡大しており、効果的な防除対策の確立が急務である。
そこで、罹病樹周辺の樹への被害拡大の実態を明らかにするため、PCR検定で罹病樹が確認された与論町内の3ほ場のカンキツ類を対象に、病徴の有無を肉眼診断し、PCR検定で罹病を確認する。なお、PCR検定で陽性が確認された樹を罹病樹とする。
成果の内容・特徴
  1. 平成14年4月の罹病確認樹は、ほ場A、Bでは各1本、ほ場Cでは0であったが、平成15年10月までの間にほ場A、B及びCでは各々13本、31本、23本の罹病が確認されている(表1、表2)。
  2. ほ場Bでは、罹病樹が伝染源となり短期間で周辺へ被害が拡大している可能性がうかがえる(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 罹病と確認された樹は、原則として数ヶ月以内に伐採され、媒介昆虫であるミカンキジラミも同時に薬剤防除している。
  2. 調査ほ場は、鹿児島県本土で生産された苗木やほ場内で生産された実生苗などが植栽されており、ほ場内に定植後感染、または実生苗成育中に感染した可能性が高い。
図表1 222844-1.jpg
図表2 222844-2.jpg
図表3 222844-3.jpg
カテゴリ 病害虫 栽培技術 防除 薬剤 その他のかんきつ

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