秋ギク「神馬」の無側枝性「中野」系統

タイトル 秋ギク「神馬」の無側枝性「中野」系統
担当機関 長崎総農林試
研究期間 2002~2005
研究担当者
発行年度 2005
要約 秋ギク「神馬」の現地収集個体「中野」系統は、無側枝性を有し、切り花品質は本県に普及している従来系統の「14号」と同等である。
キーワード 秋ギク、神馬、無側枝性
背景・ねらい 秋ギク「神馬」は、腋芽が着生しやすく摘芽作業に多くの労力を要するが、高温時期に腋芽が消失する無側枝性を有している。キクは現場で切り花栽培のために毎年多くの増殖が行われており、この過程で枝変わり個体が発生することも知られている。
そこで、長崎県花き振興協議会キク部会と連携し、高温時期以外でも腋芽が消失する無側枝性個体の現地探索を行い、優良系統を選抜する。
成果の内容・特徴
  1. 「中野」系統は、側枝消失率が高く、無側枝性が強い(表1)。
  2. 「中野」系統は、切り花品質が本県に普及している「14号」と同等である(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 無側枝性発現を促進するため、被覆栽培とする。
  2. 12月以降に開花させる作型では、側枝は発生する。
  3. 高温期の親株栽培では、不萌芽になりやすいので注意する。
  4. 「明神」として品種登録出願中である。

図表1 223061-1.jpg
図表2 223061-2.jpg
カテゴリ きく 品種

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