タイトル | ニガウリの新品種「熊研BP1号」及び「熊研BP2号」 |
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担当機関 | 熊本農研セ |
研究期間 | 2002~2006 |
研究担当者 | |
発行年度 | 2005 |
要約 | 本県オリジナルのニガウリ品種の育成を目的に、苦みが弱く、果実の突起がなだらかで、雌花着生が安定し、多収なF1品種「熊研BP1号」及び「熊研BP2号」を育成した。 |
キーワード | ニガウリ、F1新品種、雌花、多収 |
背景・ねらい | 近年、食に対する健康志向の影響から全国的にニガウリの需要が高まっている。県内においても主にスイカ、メロンからの転換品目、または組み合わせ品目として導入が進み、平成16年産の共販面積は60ha以上と急増している。 しかし、本県では従来から苦みが強く、果実の長い品種(系統)の栽培・流通が多い。一方、大都市の消費地で流通している品種は短形で苦みの弱い「ゴーヤータイプ」が主流であるため、消費地における本県ニガウリの評価は低い。 今後、本県ニガウリ生産における果実形質の統一と品質向上を図り、他県産地との競合に勝ち抜くために、消費者の求める優れた食味、果実品質を有する県オリジナル品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 多収で果実形質が優れるゴーヤータイプのニガウリF1品種「熊研BP1号」及び「熊研BP2号」を育成した。「熊研BP1号」の種子親はジーンバンク分譲の「LCJ980120」の選抜後代で、花粉親はジーンバンク分譲の「LCJ980084」の選抜後代である。「熊研BP2号」の種子親は「円福(大和農園)」の選抜後代で、花粉親は「熊研BP1号」と同じである。種子親はともに雌性型である。両品種の主な特性は以下のとおりである。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 栽培技術 新品種 すいか にがうり 品種 メロン 良食味 |