タイトル |
鹿児島県におけるウメ「南高」の花芽分化時期と花芽の発達 |
担当機関 |
鹿児島農開総セ果樹部 |
研究期間 |
2005~2007 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2007 |
要約 |
鹿児島県北薩地域におけるウメ「南高」の花芽分化は、8月上旬から始まり、12月に花器が完成する。発達中の花芽の枯死は秋季以降に認められ、樹勢衰弱樹では枯死数が多い。
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背景・ねらい |
鹿児島県のウメ「南高」の産地では、近年、生産量の年次変動が大きく現れ、問題となっている。生産不良年には、晩霜害の他に着花数の減少が観察されているが、その要因は明らかでない。そこで、この要因を解明するために、鹿児島県における花芽分化時期や花芽分化から開花までの花芽の発達段階を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 短果枝の花芽分化は8月上旬から始まり、9月上旬以降は急速に進む。12月には花器が完成する。花芽分化の開始時期は、中果枝、長果枝よりも短果枝が10日程度早い(表1、中・長果枝データは省略)。
- 花器の発達が途中で停止し、枯死する花芽は10月以降に認められる。
- 樹勢が衰弱した樹では花芽分化が健全樹よりもやや遅れ、9月下旬から枯死する花芽が認められた(表2)。
- 開花までに枯死する花芽は、健全樹では短果枝よりも中果枝、長果枝で多い。一方、樹勢衰弱樹では、結果枝の長さに無関係に多い(表3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 良好な花芽を着生させるために、夏季から秋季のかん水や施肥等の適正な栽培管理を行い樹勢を衰弱させないことが必要である。
- 開花せずに枯死し脱落する花芽は、徒長気味の結果枝に多いので、樹勢維持に努める。
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図表1 |
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カテゴリ |
うめ
栽培技術
施肥
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