リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」の電照による周年出荷体系

タイトル リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」の電照による周年出荷体系
担当機関 九州沖縄農業
研究期間 2003~2006
研究担当者
発行年度 2008
要約 リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」は、電照下で生育させることで、自然開花期以外の時期も開花する。また、切り下株を電照すると2番花以降順次開花することから、これらの組み合わせにより周年出荷が可能である。
キーワード リシマキア・キリアータ、電照栽培、周年出荷
背景・ねらい
    家庭用の切り花需要の増加とともに、消費者ニーズが多様化し新規性の高い品目を求めるようになった。そこで、有望な新品目としてリシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」を選定した。本品種は、耐暑性が高く、増殖率が高い。また、長日開花性がある。
    そこで、リシマキア・キリアータの開花調節について検討し、新作型による周年出荷体系を検討する。
成果の内容・特徴
  1. リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」は、電照下で定植時期をずらすことで開花期を調節でき、周年出荷が可能となる。電照は定植直後から開花まで行う(表1、図2)。
  2. 根域を制限すると、側枝の伸びが抑制され、草姿が改善する。(表2、図1)
  3. 切り下株を無電照下に置くと、株からの萌芽はなく、ロゼット化する。2番花以降の開花では切り花品質が低下しないよう、茎数を株間10cm、条間15cmの6条植え(66株/m2)を目安に制限する。
成果の活用面・留意点
  1. コンテナの替わりに育苗バット(35cm×50cm×10cm)等も利用できる。
  2. 自然開花期は7月であるが、無電照では切り花長が短く、側枝が伸び、着花蕾数も少なく、品質不良であるため、長日期でも電照は必要である(データ省略)。
  3. 株は地下茎で増殖率が高いため、切り花品質を考慮して、年1回は植え替える必要がある。
図表1 223625-1.jpg
図表2 223625-2.jpg
図表3 223625-3.jpg
図表4 223625-4.jpg
カテゴリ 育苗 栽培技術 出荷調整 耐暑性 品種 リシマキア

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