| タイトル |
トルコギキョウ生育前期の日中加温・夜間低温管理 |
| 担当機関 |
熊本農研セ |
| 研究期間 |
2006~2008 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2008 |
| 要約 |
冬期のハウス管理を、日中に加温を行い、夜間の暖房設定温度を10℃とする日中加温・夜間低温管理は、暖房設定温度を終日15℃、換気設定温度25℃の慣行管理より生育が促進され、重油消費量の削減が可能である。
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| キーワード |
トルコギキョウ、日中加温・夜間低温管理、生育促進、重油消費量の削減
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| 背景・ねらい |
トルコギキョウの春期出荷作型は生育期間が長い。また、栽培期間のほとんどが暖房を必要とする冬期になるため高夜温管理による暖房経費の増大が問題となっている。そこで、生育期間を短縮し重油消費量を削減する技術を開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 草丈の伸長および節数増加は、日中加温・夜間低温管理が慣行管理より優れる(図1)。
- 日中加温・夜間低温管理は慣行管理より第1着花節が高くなるが、採花日は早い(図1、表1)。
- 切り花品質は、日中加温・夜間低温管理が慣行管理より切り花長、有効分枝数および花蕾数が優れる(表1)。
- 日中加温・夜間低温管理では、ハウス内平均気温で冬期(11月下旬~2月末まで)に日中25℃、夜間10℃確保できる(図2)。
- 厳寒期(1月中旬~2月下旬)の重油消費量は慣行管理783.1Lに対して日中加温・夜間低温管理358.9L(削減率54%)になる(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 日中加温・夜間低温管理を生育後半まで行うと花芽分化の遅延、小花が小さくなる、葉先枯れおよび灰色かび病の発生を助長する。
- 地温確保のため、黒マルチで被覆する。
- 重油消費量は、間口8m×長さ10m(面積80m2)のガラス温室にビニルカーテンを高さ中央部2.6m、側部1.85mで被覆しての調査結果。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
出荷調整
トルコギキョウ
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