タイトル |
秋ギク「神馬」の開花遅延対策 |
担当機関 |
宮崎総農試 |
研究期間 |
2006~2010 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2008 |
要約 |
秋ギク「神馬」の冬春期の開花作型において親株が日最低気温10℃以下に20日以上遭遇した親株からの穂を、挿し芽期間の最低夜温を24℃で管理すると、17℃で管理した場合に比べて開花が早まり、開花遅延を防止できる。
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キーワード |
神馬、開花遅延、挿し芽
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背景・ねらい |
現在の秋ギク主力品種「神馬」は、冬春期の開花作型において、他の作型に比べて開花が遅延することが問題となっている。そこで、親株時低温遭遇後の挿し芽期間の最低夜温が生育、開花に及ぼす影響について検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 挿し芽期間の最低夜温が24℃の区が17℃の区に対して、消灯から発蕾までの日数が5日、発蕾から収穫までの日数が8日早くなる。
- 消灯後に増加した茎長は、挿し芽期間を最低夜温24℃で管理した区が短くなる。
- 消灯後に増加した葉数についても、挿し芽期間を最低夜温24℃で管理した区が少なくなる。
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成果の活用面・留意点 |
- 供試した「神馬」の系統は宮崎県の選抜系統である「神馬66」である。(低温開花性系統ではない)
- 挿し芽期間以外は同一の温度管理である。
- 親株時に10℃以下の低温に20日以上遭遇後、採穂した。
- 定植以降の最低夜温は、定植から消灯まで12℃、消灯後1ヶ月15℃、その後13℃という管理である。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
馬
温度管理
栽培技術
品種
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