タイトル |
大豆後作における早生タマネギ「七宝早生7号」の収量性 |
担当機関 |
長崎総農林試 |
研究期間 |
2003~2007 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2008 |
要約 |
大豆後作に早生タマネギ「七宝早生7号」を栽培する場合、大豆の茎葉をすき込んでも移植機の作業性や収量には影響がない。また、9月下旬に播種し、12月中旬に移植した場合の収量は5t/10a程度である。
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キーワード |
早生タマネギ、大豆後作、移植期
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背景・ねらい |
需要動向に即した米の計画生産を進める中、転作作物として大豆の生産拡大に取り組んでいるが、大豆-野菜の輪作体系が確立されていない。そこで機械導入による省力栽培が可能で、本県で古くから栽培実績があるタマネギを選定し、特に出荷数量の85%を占める早生種の定着化技術を検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 半自動型乗用移植機によるタマネギ苗の移植作業時間や欠株率は、大豆「フクユタカ」を11月上中旬に収穫し、その茎葉を11月中旬までにすき込み、マルチを被覆した場合、大豆の茎葉を除去した場合と同等である(表1)。
- 早生品種「七宝早生7号」の収量は、大豆の茎葉をすき込んでも茎葉を除去した場合と同等である(図1)。
- 収量および大玉階級の割合は、移植期が遅くなるほど低下するが、9月下旬に播種した苗を12月中旬に移植した場合の収量は5t/10a程度である(表2、図2、図3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 転作地における大豆後作でのタマネギ栽培に活用できる。
- 本情報の施肥量は10a当たりN:P2O5:K2O=25:20:20(kg)である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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図表6 |
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カテゴリ |
出荷調整
生産拡大
施肥
大豆
たまねぎ
播種
品種
輪作体系
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