タイトル |
アスパラガス半促成長期どり栽培における褐斑病の抑制技術 |
担当機関 |
長崎総農林試 |
研究期間 |
2004~2008 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2008 |
要約 |
アスパラガス半促成長期どり栽培では、褐斑病菌の分生子は3月上中旬頃より飛散するため、立茎時期における薬剤防除は本病に対し有効であり、20~30日間隔での薬剤防除と妻面など上部換気による施設内の低湿化との組み合わせで、本病を抑制できる。
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背景・ねらい |
西南暖地のアスパラガスにおいては、雨よけ施設による半促成長期どり栽培の導入により、2月~10月までの長期間に渡る連続した収穫で収益性が大きく向上した。しかし、本栽培導入における施設内環境の変化から、多湿を好む褐斑病などの発生が顕在化し、安定生産の阻害要因となっている。本病は病勢進展が早いため、一旦発生すると早期黄化や落葉などの大きな被害につながることが多いが、本栽培では収穫を毎日行うため、登録上使用できる農薬が非常に少なく、栽培地では防除に苦慮している。 そこで、褐斑病の耕種的防除と防除適期を考慮した薬剤散布との組み合わせによる効率的な防除法の確立を図る。
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成果の内容・特徴 |
- アスパラガス褐斑病菌の分生子は、半促成長期どり栽培においては、3月上中旬頃より飛散する(データ略)ため、立茎時期の薬剤防除は極めて有効である(表1)。
- 湿度は低い方が本病の発生程度は低い(表2)。
- 妻面を開放すると、施設内湿度は低下する(図1)。
- 上記1、2、3と20~30日間隔での薬剤防除を組み合わせることにより、収穫期間中の本病の発生を低く抑えることができる(図1)。
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成果の活用面・留意点 |
- 根接ぎに用いる台木からは新梢(ひこばえ)が発生するので、随時除去すること。
- 根接ぎに用いる台木を刈払機等で切断しないよう注意すること。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
アスパラガス
台木
農薬
防除
薬剤
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