タイトル |
麦類のかび毒汚染低減のための生産工程管理マニュアル |
担当機関 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 |
2006~2008 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2008 |
要約 |
都道府県の農業試験場の研究者および農業改良普及センターや病害虫防除所などの専門的な指導者を対象に、赤かび病かび毒汚染低減技術の指導や現地実証試験に取り組む際の対策技術の方向性と留意事項を科学的な根拠とともにまとめたマニュアルである。
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キーワード |
赤かび病、かび毒、GAP、デオキシニバレノール、ニバレノール
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背景・ねらい |
わが国では麦の生育後期に降雨が多いため、赤かび病がまん延し、病原菌が産生するかび毒であるデオキシニバレノール(DON)およびニバレノール(NIV)による汚染がおこるリスクがある。これらの汚染を低減するには、規制値による結果管理だけでは不十分であり、生産の各段階において、科学的根拠に基づいて必要な措置をおこなう工程管理(GAP)の導入が求められている。
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成果の内容・特徴 |
- 我が国の麦類を汚染する可能性があるかび毒のうち、主に圃場段階においてフザリウム属のかびに感染することで産生されるDON、NIVを対象に、麦類の栽培・防除指導のポイントとなる、作付け前から播種、防除、収穫、調製等の各生産工程における汚染防止・低減対策等を取りまとめたマニュアルである。
- 麦類のかび毒汚染を防止・低減するための管理点及び実施すべき取組について、実施時期ごとに整理されている(図)。それぞれの取組によるかび毒汚染を防止・低減する効果については、高、中、低の3段階で評価され、その根拠となる科学的データが詳細な説明とともに紹介されている。
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成果の活用面・留意点 |
- 本マニュアルは赤かび病研究チームのホームページにおいて公開されている。
http://konarc.naro.affrc.go.jp/team/Fusariun/manual.pdf - 農林水産省消費安全局・生産局が本マニュアルを基に農業者・関係団体等の一般的指導者向けに「麦類のデオキシニバレノール・ニバレノール汚染低減のための指針」および「指針活用のための技術情報」を作成・通知している。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/ kabidoku/index.html
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図表1 |
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カテゴリ |
病害虫
播種
病害虫防除
防除
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