暖地早期栽培用水稲育種における遮光を用いた耐冷性検定の基準品種の選定

タイトル 暖地早期栽培用水稲育種における遮光を用いた耐冷性検定の基準品種の選定
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 暖地の早期栽培用水稲品種育成における遮光を利用した障害型冷害に対する耐冷性の簡易な検定法のための耐冷性基準品種として16品種・系統を選定した。
背景・ねらい 暖地における水稲早期栽培では作付の早進化が進み、一部地域では穂ばらみ期の冷温を原因とする障害型冷害が発生しているため、耐冷性は重要な育種目標となっている。これまでに育種事業における育成系統の耐冷性検定のために、早植え(3月上~中旬植え)と遮光を用いる簡易な耐冷性検定法を開発した(長谷ら,1994)。今回、この検定法における耐冷性判定の基準となる品種・系統を選定した。
成果の内容・特徴
  1. 暖地における早期水稲育種のための早植えと遮光を利用した耐冷性検定法に用いる基準品種として16品種系統を選定した。
  2. 寒冷地における耐冷性検定基準品種を供試し、異常高温年の1994年を除いた1992年から1995年の間の穂ばらみ期の平均気温、不稔率、出穂日をもとに選定を行った。
  3. 当検定法の早植えでの各品種・系統の出穂日に基づき基準品種をレイメイ級(Ⅰ)、コシヒカリ級(Ⅱ)、トヨニシキ級(Ⅲ)の3群に区分した。
成果の活用面・留意点 各品種の出穂期と穂ばらみ期の冷温は年次によって変動するため、耐冷性検定にあたっては表1のすべての基準品種を供試することが望ましい。
当基準品種の出穂区分は、当検定法の早植条件下のものであり、通常の栽培条件下における出穂区分とは異なる。
図表1 223862-1.gif
カテゴリ 育種 栽培条件 水稲 凍害 品種

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