タイトル |
ドウガネブイブイ3齢幼虫の誘引物質 |
担当機関 |
農業研究センター |
研究期間 |
1991~1995 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1995 |
要約 |
ドウガネブイブイ3齢幼虫はカラシ油の主成分であるイソチオシアン酸アリルに誘引性を示した。
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背景・ねらい |
コガネムシ類成虫は光・性フェロモン・食餌植物・産卵場所(堆きゅう肥など)等に、幼虫は食餌(作物の根・落葉・堆きゅう肥など)に誘引される。成虫の誘引性については多くの研究があるが、幼虫については腐葉土などを使って誘引行動を調べた報告があるだけである。ここでは、ドウガネブイブイ3齢幼虫を使って、その誘引物質を探求した。
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成果の内容・特徴 |
- 3齢幼虫はサツマイモ・サクラ落葉には明らかな誘引性は示さず、キャベツ葉・大豆若莢・白菜(緑色部)・ナタネ葉と大豆若莢のエタノール抽出液に誘引性を示した(表1並びに2)。
- アブラナ科植物に共通に含まれるカラシ油並びにその香辛性主成分イソチオシアン酸アリル(AITC)に明らかな誘引性を示した(表3)。
- 高濃度のイソチオシアン酸アリルは(香辛性物質35%を含むカラシ油200μlを与えた場合)、幼虫に致死作用を示した(表3、b)。
- 幼虫の誘引性には、触角が関与している(表3、cd)。
- 以上のことから、イソチオシアン酸アリルはドウガネブイブイ3齢幼虫を誘引する作用を示す物質の1つであることが分った。
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成果の活用面・留意点 |
- イソチオシアン酸アリルは唯一の誘引物質ではなく、他にも幾つかの誘引物質の存在が考えられる。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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図表6 |
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カテゴリ |
病害虫
あぶらな
キャベツ
さくら
性フェロモン
大豆
なたね
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